日銀神戸支店、景気「緩やかに拡大」14カ月連続 支店長「一部の弱さに注視」

 日銀神戸支店が8日に発表した3月の金融経済概況では、兵庫県内の景気について「緩やかに拡大している」との基調判断を14カ月連続で示した。輸出は増加基調、設備投資も高水準で推移との見方を維持。個人消費も引き続き「緩やかに持ち直している」とした。ただ、同日記者会見した武元和彦支店長は、「生産の一部に弱さが見られており、今後の動向に注視していく」と景気の下振れリスクを指摘した。

 同支店は、「電気機器・電子部品等」の生産動向のうち情報通信機器(IT)向けについて、前月に続いて「弱含んでいる」とした。スマートフォン向けの電子部品について、受注の鈍化を指摘する声が聞かれているという。

 このほか産業機械のうち工作機械の一部でも受注が鈍化。このため4月1日に発表する日銀の全国企業短期経済観測調査(短観、3月調査)で、「2019年度の設備投資計画(の集計)がまとまるので、しっかりとみていきたい」(武元氏)との見方を示した。

 記者会見の内容は終了後に日銀神戸支店が明らかにした。

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