神戸空港の国際化対応に184億円 24年度の施設完成相次ぐ・神戸市予算案
- 2024/02/20
- 02:49
【神戸経済ニュース】神戸市は2024年度予算案で、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)が開幕する同年春に控えた神戸空港への国際チャーター便就航や、30年前後の国際定期便就航を見越した「国際化対応」に184億円を計上した。24年度には、新ターミナルの建設工事と、駐機場(エプロン)を西側に拡張して駐機できる航空機を現在の10機から15機に増やす工事が完成する。(図は2025年ごろの神戸空港イメージ=神戸市提供)
新ターミナルには税関、検疫、出入国管理の機能を含む国際線エリアを備えるほか、国内線の発着枠が現在の1日80便(40往復)から120便(60往復)に増えるのにも対応する。新ターミナル、駐機場の拡張工事とも25年春の使用開始に向けて、工事が進む。新ターミナルで使用する保安検査機器に加えて、新ターミナルとポートライナーの神戸空港駅を結ぶ歩道橋を検討する予算は今回、新規で計上した。
交通アクセスの強化に向けて実施したポートアイランドと神戸空港島の連絡橋の4車線化工事は23年度に完了した。生田川右岸線の拡張工事は継続し、完成は25年度以降になる見通しだ。ポートライナー三宮駅のホーム拡張工事は24年度に着工、27年度に完成する予定。朝のラッシュ時に混雑するポートライナーを、三宮駅や神戸駅からポートアイランド・キャンパス前へのバス輸送で補完する事業は継続する。
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