高校生「eスポーツ県大会」、初代優勝は混成チーム 当日に初めて全員で対面

20240213eスポーツ大会

【神戸経済ニュース】兵庫県とNTT西日本は12日、対戦型のコンピューターゲームをスポーツと捉える「eスポーツ」の高校生による県大会の決勝戦を開催した。学校の部活動として参加した3チームと、部活動とは無関係に学校の枠を超えてメンバーが集まった混成の1チームの合計4チームが出場。優勝したのは混成チーム「OTHN」だった。ゲストとして参加したプロゲーマーのKOHAL(こはる)さんは、OTHNの積極的な戦いぶりに「恐れを知らない若さと力のあるチーム」と評していた。(写真は表彰式)

 大会を通じて競技種目として採り上げたゲームは、米ライアット社が制作した「ヴァロラント」。撃ち合ったり、爆弾を仕掛けたりして時間内に相手を全員倒すなどで、13ゲームを先取したチームが勝ちになる。1月20〜27日にネット上で予選を開催。5人で1チームとし、メンバーが全員同じ高校であることが必須の「部活動トーナメント」は7チーム、部活動以外でも県内の高校生5人で参加できる「高校生フレンドカップ」も7チームが出場。それぞれ勝ち上がった3チームと1チームが決勝戦で対戦した。

 優勝したOTHNは兵庫県立小野工業高校の4人と、同加古川北高校の1人による混成チームだ。学年も1年生から3年生までを含む。大会の開催を知って、1月に入ってから急いでチームを結成。小野工業の4人が交流サイト(SNS)を通じて知り合った加古川北高の生徒を呼び寄せた。練習はもっぱらネット上で実施し、実際の空間で5人そろって対面するのは決勝当日が初めてだったという。チーム名はOno Technology Highschool(小野工業高校)と、kakogawa North (加古川北)の頭文字から。

 自治体が主催する高校生のゲーム大会は関西では初めて。表彰式であいさつした斎藤元彦知事が「来年も開催していいでしょうか」と会場に呼びかけると、拍手が上がっていた。優勝したOTNHには斎藤知事が表彰状、トロフィーを手渡した。副賞として上新電機(8173)がワイヤレスマウス、ミズノ(8022)がバックパック、大塚HD(4578)傘下の大塚製薬が商品の詰め合わせ、河昌(神戸市須磨区)がノリつくだ煮をそれぞれ提供した。会場は上新電機ジョーシン三宮1ばん館(神戸市中央区)のeスポーツ専用会場を使用した。

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