神戸市とNTT西日本など、「eスポーツ」でのフレイル予防で実証事業

20201204NTTeスポーツ実証実験

 神戸市とNTT西日本は3日、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛を背景に、リスクが高まっているフレイル(要介護に直結しやすい心身の虚弱状態)の予防に向けて「eスポーツ」を活用する実証事業を同日始めたと発表した。神戸市内で有料老人ホームなどを展開するスミリンケアライフ(神戸市中央区)とデイサービスなどを手がけるプラスト(神戸市長田区)の利用者およそ1300人を対象に始める。

 神戸市、NTT西日本、プロ・アマの「eスポーツ」チーム運営のパッケージ(大阪府箕面市)の3者で7月に結んだ、高齢者の健康管理に「eスポーツ」を活用する連携協定を具体化する。まずは囲碁や将棋のゲームなどでゲーム機器に慣れ親しむことから始め、ストリートファイトやシューティングといった定番の「eスポーツ」に取り組む。ゲームを楽しめるようになったところで、バイタルデータ(生体情報)の収集を開始する。

 実証事業は2022年3月31日まで実施する計画だ。現時点で4社が賛同企業として加わることが決まった。帝人は認知機能やフレイルに関する問診のノウハウを提供、パラマウントベッドは睡眠マットセンサーを提供。それぞれ新製品や新サービスの開発につなげる。ゲームの種類によって心身への影響は異なるのかといった仮説の検証に加え、高齢者がデジタル機器の操作に慣れることで、ネット通販に抵抗がなくなれば「買い物難民」対策にもなる可能性がある。

 対象の高齢者の中から、すでに50人程度が実証実験に参加すると表明しているという。NTT西日本は自宅からでもゲームに参加しやすいよう、開発中の技術「クラウドゲーミングエッジ」を採用。主としてクラウド上のサーバーでゲームを走らせることから、ゲームには自宅のパソコンや、タブレット端末などからも参加できる。高価な「ゲーミングパソコン」が不要になるようシステムを構築したのが特徴だ。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

神戸経済ニュース twitter

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告