(動画)「神戸との関係は宝物」「神戸から東名阪に」 新造船たかちほ初入港で式典



【神戸経済ニュース】「150年の歴史のある神戸の街との関係は、われわれにとって本当に宝物」。宮崎カーフェリー(宮崎市)が投入した新造船「たかちほ」の初便で宮崎港から到着した同社の郡司行敏社長は、到着後すぐの15日午前に神戸三宮フェリーターミナル(神戸市中央区)で開いた、初入港の式典であいさつした。「そのご恩に報いるためにも、新船就航を1つの大きなきっかけにしながら、さらに神戸と宮崎の交流促進に、しっかり取り組む覚悟」と述べ、25年ぶりの新船で無事に初便が運航できたことを喜んだ。

 この初便では宮崎県の日隈俊郎副知事も宮崎港から到着。あいさつでは「宮崎は農業県」と説明したうえで「農産物、畜産物、水産物を乗せて神戸(で陸)に上がり、大阪、名古屋、東京へと運ばせていただいている」と述べ、宮崎〜神戸の航路が同県の経済に大きく寄与していることを強調した。そのうえで宮崎県では「なんとか早く新船を建造したいということで、新しい会社も作り、各団体も入り、オール宮崎で後押しして、なんとか今日に漕ぎ着けた」と述べ、宮崎県も含めて、新船の建造に向けて資金調達に取り組んだ経緯を振り返った。

 出迎えた神戸市の油井洋明副市長は、物流と観光ともに「大動脈としての役割をはたしていただいていると思っており、本当に感謝申し上げる」と謝辞を述べ、新船の就航を歓迎した。このほか式典では、親善大使「スマイル神戸」の磯見朋香さんが、たかちほの船長に神戸初入港の記念たて、同機関長に花束をそれぞれ手渡した。初便乗船客の代表には、宮崎カーフェリーの社員から花束を贈った。

 この日は神戸に到着後、下船してターミナルに到着した乗船客らをサンバのダンサーとリズム隊が歓迎した。乗客の定員は578人。この日の乗船客は、団体での利用もあってほぼ満席だったという。

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