神戸港の貨物「環境負荷が少ない輸送形態」転換を支援 神戸市と阪神国際港湾

20211011コンテナ船

【神戸経済ニュース】神戸市とフェリー・コンテナふ頭を管理する阪神国際港湾(神戸市中央区)は11日、神戸港を利用する貨物について物流業者などが環境負荷の少ない輸送形態への転換を支援する制度「環境負荷の少ない輸送形態への転換に向けたトライアル支援事業」を始めると発表した。二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果が得られる輸送形態に切り替えた場合、新たな輸送機関にかかる輸送費用の一部を補助する。(写真は神戸港・六甲アイランドで荷役中のコンテナ船=資料)

 たとえば神戸港から外航船に乗せて輸出する貨物の場合、神戸港まで貨物を運ぶための手段をトラックからフェリーに切り替えれば支援の対象になる。新たに利用する輸送手段にかかる費用が元の手段よりも高額になるかどうかを問わず、新たな輸送形態でかかる費用の半額を、500万円を上限として補助する。神戸港を使わず空輸していた輸出入貨物を、神戸港を使う海運に切り替える場合なども補助の対象とする。

 温室効果ガスの排出量削減など環境を意識した集貨を進め、神戸港に安定的な物流ネットワークを築くことなどがねらい。神戸市に本社や支店などの事業所を置く物流事業者と荷主が対象。物流事業者の申請か、物流事業者と荷主との共同申請の際に、申請を受け付ける。荷主単独での申請は受け付けない方針だ。補助対象期間は11日から2022年2月28日まで。詳しい募集内容などは阪神国際港湾のホームページに掲載した。

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