「短時間の運動でもメンタルに好影響」 アシックス、6月に世界でキャンペーン

【神戸経済ニュース】スポーツ用品大手のアシックス(7936)は6月に、少しの時間でも運動することで、心身が健康になり、充実することを訴えるキャンペーン「15:09 Uplift Challenge(アップリフト・チャレンジ)」を世界で展開する。日本では有森裕子さん、野口みずきさんら著名な元マラソンランナーを起用して、手軽にできるウォーキングやランニングなどの習慣を付けるよう呼びかける。キャンペーンを控えて、運動とメンタルヘルスの関係についての16カ国で実施した調査結果を13日に発表した。

 ポジティブ(前向き)な精神状態を10項目に分類してスコア(点数)化したところ、運動時間が週150分以上の人の平均は100点満点で68点だった。半面、運動時間が週30分未満の人の平均は56点にとどまった。どの世代でもメンタルヘルスには正の相関関係が表れ、特に57歳以上の世代で運動の影響が最も大きかった。調査に参加したのは16カ国で18歳以上の3万7000人。参加者全員の平均点は64点だった。国別で最も平均点が高かったのは中国で77点、日本は51点と最下位だった。2021年11月12日〜12月13日に、オンラインで調査した。

 アシックスでは短い運動時間の目安として「15分9秒」を提示する。昨夏、感情と認知能力に対する「スポーツの寄与」を定量化する専用ツール「Mind Uplifter(マインドアップリフター)」を使った実証実験を展開。利用した数千人のデータを分析した。このうち短い時間で運動を終えた500人について、気分の高揚を示す状態になるまでの時間の平均値が15分9秒だったという。意外に短時間の運動でもメンタルに好影響があることを示すのを、キャンペーンのきっかけにする。

 同社は昨年6月に開催したアナリスト向けの事業説明会で、競合するスポーツブランドが総じて競技で勝つことや、ヒーローになることを志向するメッセージを打ち出していると指摘。そうした中でアシックスは、「スポーツで心と体を健康にする」という企業理念によって他者との違いを打ち出せると説明していた。新型コロナウイルスの感染拡大もあって、1人でもできる運動に世界的に関心が集まる中、アシックスのシューズを使う人のすそ野を世界的に広げたい考えだ。

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