アシックスとカシオ、ランナー向けスマートウオッチなど開発 2月の見本市で公開

20200130アシックスカシオ展示ブース

 アシックスとカシオ計算機は30日、ランナー向けのトレーニングに関する新たなサービスを共同で開発したと発表した。専用のスマートウオッチとウエアラブルセンサーを、2月12〜14日に東京都で開催するウエアラブル機器の見本市「第6回ウエアラブルEXPO」で公開する(図は展示ブースのイメージ=カシオ提供)。デバイス(装置)とサービスの開発には、アシックススポーツ工学研究所の知見とカシオのセンサー技術を掛け合わせた。

 ウエアラブルセンサーとスマートウオッチを使って、ランニングフォームを測定・分析。利用者個人の力量や志向に応じたコーチングや、からだづくりのプログラムをデバイスが提案するなどで、「新たなランニング体験」ができるようになるという。2020年内にデバイスの一般発売と、サービスの開始を予定している。

 アシックスは中期計画に掲げた「デジタルを通じたスポーツライフの充実」を開発する一環で、2018年からカシオとの共同研究を開始していた。引き続き各社との協業を通じてセンシング技術やビッグデータ解析の活用を進め、個別化サービスなどを充実させたい考えとしている。

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