トーカロが急伸、10%上昇 好業績も低PERを好感・初の中経で成長イメージ
- 2021/11/15
- 19:19

終値 1535円 +143円(+10.27)
【神戸経済ニュース】15日の東京株式市場では表面処理加工のトーカロ(3433)が急伸。一時は前週末比153円高の1545円まで上昇と、5月10日以来ほぼ半年ぶりの高値を付けた。終値では東証1部の値上がり率ランキングで21位になった。足元の好業績に加え、同社としては初めての中期経営計画を開示したことで、中長期的な成長期待を意識した買いが入ったようだ。2022年3月期の業績予想を上方修正したこともあり、PER(株価収益率)は14倍台。半導体製造装置向け部品の表面処理が好調の主因であることから、半導体関連としてみれば割安感がある、との指摘もあった。
同社としては初の中期経営計画は9日に開いたアナリスト向け決算説明会で発表。最終年度の26年3月期の売上高530億円と、21年3月期の売上高から36%伸びる目標を掲げた。三船法行社長は「目標の数値は随時見直す」としているが、市場では「成長のイメージが伝わった」との指摘も出ていた。神戸経済ニュースでは、トーカロの中期計画を前営業日である12日に報じていた。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 指定都市市長会、「特別自治市」制度化求める提言を採択 10日に松井氏が反対 (2021/11/15)
- 石光商事が急落、10%超の下落 「下期は下方修正」で売り先行 (2021/11/15)
- トーカロが急伸、10%上昇 好業績も低PERを好感・初の中経で成長イメージ (2021/11/15)
- フジッコ、150万株上限の自社株買い取得枠 株式14%を消却も (2021/11/15)
- 日経平均3日続伸、終値は2万9776円 前日比166円高 (2021/11/15)
広告