UNOPS神戸拠点、海外実証事業の第1号にオシンテック オーストリアで

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 国連プロジェクトサービス機関(UNPOS)が神戸市に開設したスタートアップとの連携拠点「S3i Innovation Centre Japan (Kobe)」に入居するオシンテック(神戸市中央区)は、海外での実証事業に取り組んでいる。同拠点に入居する6社のうち、第1号の海外での実証事業になった。同社が持つAI(人工知能)での情報収集・情報整理のプラットフォームが、オーストリア・ウィーンにあるUNOPSの水・エネルギー部門で実施している情報収集作業を軽減できるか確認する。

 実証事業に投入したのはオシンテックのサービス「Rule Watcher(ルールウオッチャー)」だ。各国政府や国連機関、影響力のある非政府組織(NGO)などの情報を収集し、関連づけて独自のデータベースに英語で収録。各国・機関が実施する規制などの世界的な方向性を調査する際、手間になる情報収集を自動化する。情報収集の「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を進展させる形だ。

 水・エネルギー分野について情報収集対象の妥当性や、収録した情報を分析する際にふさわしい形で収録できているか、さらに水・エネルギー以外の分野でも利用できるか、といった観点で実証事業を進めている。実証事業はすでに5月下旬に始まっており、10月までを予定している。ウィーンのUNOPSの拠点で利用されるのを機に、本格的な海外展開のきっかけにしたい考えだ。

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