神戸都心の百貨店、年末年始の3密回避で対策 9〜11日に福袋販売も

20201229百貨店

 神戸市中央区の都心部にある百貨店「大丸神戸店」(写真左)、「神戸阪急」(同右)はいずれも、年末年始に来店客が密集・密接・密閉の3密を回避するための対策を強化する。大丸神戸店は食品フロアが混雑する年末の30・31に、地下1階食品売り場への入り口をトアロード玄関側の階段とエレベーターそれぞれ1カ所に絞り、エスカレーターはすべて上り専用にする。年始は1月9〜11日に「えびす祭り」を開催し、1月2・3日から来店客の分散させたい考えだ。

 12月30・31日の食品売り場では、混雑状況によっては入場制限も実施する。30日の営業時間は通常通りで、地下2階〜8階の売り場が午前10時〜午後8時、9・10階のレストランは午前11時〜午後9時の営業だ。31日は地下1階の食品売り場のみ午前9時半開店。それ以外の売り場は通常通りのオープンだが、午後6時には全館閉店する。1月2日は旧居留地などの店舗を除いて全館午前9時半〜午後8時に営業する予定だ。

 大丸神戸店では1月2、3日に店頭で福袋を販売しない。すべて事前予約かネットでの販売に切り替え、2日の開店と同時に警戒された福袋を巡る密集状態を回避する。一方、1月9〜11日に開催する「えびす祭り」では、3日間それぞれ先着500人に鯛の形の配布。地下1階の食品売り場では「食品福袋」を数量限定で販売する。入店時の検温や、来店客にマスク着用の要請は引き続き実施する。

 神戸阪急は年始の営業初日である1月2日から一斉にセール「阪急のクリアランス」を開催せず、すでに年末から実施するブランドや、1月8日から開催するブランドや、同12日からセールを始めるブランドも設定するなど、セールの開始をずらして密集回避をねらう。通常は10時開店だが、年末は12月30日に地下食品売り場が午前9時半開店。31日は食品売り場のみ9時開店で、午後6時に閉店。

 神戸阪急の1月2日の営業時間は全館、午前9時〜午後7時とした。3日以降は通常通り午前10時〜午後8時に営業する。来店客には引き続き、入店時のマスク着用や手指消毒を求める。

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