「真珠も日本料理も自然と人間の調和」 神戸真珠輸出促進協議会がセミナー

20201203中村友一氏

 神戸真珠輸出促進協議会は2日にセミナーを開催し、真珠を取りあつかう御影貿易商事(神戸市中央区)を1969年に創業した中村友一社長(写真)が、神戸の真珠産業の変せんについて講演した。神戸の真珠業界でも屈指のベテランである同社長は、米国への輸出に一辺倒だった日本の真珠が、高度経済成長やバブル期を経て国内に多くの顧客を得るまでの経緯をひもといた。ミシュランのレストランガイドで三ツ星を獲得した「京料理なかむら」(京都市中京区)の相談役も務める。「日本の真珠と日本の料理はともに、自然の恵みと人間の技の調和であり、誇るべき日本の文化」と強調した。

 中村氏に続いて、播州信用金庫三宮北支店の佐伯宣之支店長が、金融業界からみた最近の真珠業界などについて講演した。中村氏らの講演に先立ってあいさつした神戸真珠輸出促進協議会の尾川議顕会長(水木真珠=神戸市中央区=社長)は、海外向けに制作した神戸の真珠を紹介するパンフレットを示し、「11月30日にできた、ほやほやのパンフレット」と説明。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で海外に出向く活動ができなかったが、「力を合わせて地場産業である真珠産業を盛り上げていきたい」と改めて決意を語った。

 セミナーは、真珠関連産業の振興をめざす市議で構成する真珠神戸市会議員懇談会(会長・平井真千子市議)と共同で開催した。会場は神戸市議会の第4委員会室。真珠業界の関係者らに加え、懇談会に参加している自民、公明、立民の市議24人も出席。加えて久元喜造市長も出席した。久元市長はあいさつで「神戸にとって真珠は大事な産業であることはいうまでもない」と語った。一方で「市長就任以来、委員会室に入ったのは初めてかもしれない」などとも話し、今回のセミナー参加者の幅の広さを印象付けた。

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