ノエビアHD、新製品投入などで今期純利益12%増に 前期は9期連続増配

20201105ノエビアHD決算

 ノエビアホールディングスは5日、2021年9月期の連結純利益が前期比12%増の63億円になる見通しだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で雑貨店やドラッグストアなどが臨時休業したのを受けて、前期にセルフ型の化粧品販売が鈍った反動増が発生する見込み。増収効果が利益を下支えする。高級品のカウンセリング型で販売する化粧品は引き続き好調を見込む。

 売上高は1%増の525億円、営業利益は12%増の90億円を見込む。12月に発売する新商品で、しわ改善美容液の「ノエビア薬用リンクルセラム」など、スキンケア系のカウンセリング化粧品が引き続き伸びる見通し。一方でセルフ化粧品も機動的に新商品などを投入することで、新型コロナの影響を受けた販売の回復をねらう。

 同時に発表した20年9月期の連結決算は、純利益が前期比22%減の56億円だった。新型コロナの影響で減収になったのが響いた。消費税率引き上げ前の駆け込み需要を19年9月期に計上したこともあり、税率引き上げ直後の需要減の影響も受けた。売上高は13%減の518億円、営業利益は33%減の80億円だった。

 20年9月期末の配当金は205円と、従来予定の200円から5円積み増した。9期連続の増配になった。21年9月期の配当計画は、前期据え置きの期末205円(中間配なし)とした。

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