山陽電の前期、純利益26%増 電車リニューアルなどで修繕費が減少
- 2020/05/15
- 16:21
山陽電気鉄道が15日に発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が前の期比26%増の28億円だった。鉄道では新車両の導入など電車のリニューアルに加え、神戸市内の須磨浦公園〜塩谷でのり面工事が終了したことで修繕費が減少。加えて改札機や券売機など駅務機器の減価償却が一巡したのも利益の支えになった。期末配当金は従来予定通り15円、年30円配とした。
売上高に相当する営業収益は微増の516億円、営業利益は12%増の41億円だった。夏場に実施した人気アニメ「忍たま乱太郎」のラッピング電車の運転などで、乗客数は19年12月ごろまでは好調に推移した。ただ期末にかけて新型コロナウイルスの影響で乗客数が減少。運輸業の営業収益は前の期を役1%下回った。一方、不動産業では分譲マンションの販売件数が増加して増収になったことなで、運輸業の減収を補った。
21年3月期の業績予想は開示を見送った。新型コロナの影響で乗客数や、流通業の来店客数などにマイナスの影響が想定されるが、現時点では影響額が合理的に算定できないとしている。
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