上組、今期純利益5%減に 新型コロナで取り扱い貨物が減少

20200514上組決算中計

 港湾運送大手の上組は14日、2021年3月期の連結純利益が前期比5%減の174億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な経済の停滞を受けて、取扱貨物が減少する見込み。減収が響いて利益も押し下げられる。年間配当金は前期据え置きの46円(うち中間23円)を予定する。

 売上高に相当する営業収益は2%減の2740億円、営業利益は4%減の238億円になる見込み。新型コロナの影響で、国内では機械メーカーや鉄鋼メーカーなど大口の需要も減ると想定。海外では新倉庫建設や東南アジアの体制充実などめざすが、全体としては減収になる見通しだ。

 同時に示した20年3月期の連結決算は、純利益が前の期に比べて微減の183億円だった。前期に特別利益として計上した移転補償金の6億円や、負ののれん発生益4億円がなくなった。営業収益は1%増の2788億円、営業利益は6%増の246億円だった。

 加えて2025年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。同期の目標は営業収益が20年3月期に比べて11%増の3100億円、営業利益が22%増の300億円などとした。「基幹事業の強化」「海外事業の収益性強化」「新規事業の開拓」を掲げた。株主への利益配分は、連結配当性向30%を目安とした配当の実施と、継続的な自社株買いと消却を挙げた。

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