フジッコ、今期純利益13%増に 総菜とヨーグルト伸び・年40円配に引き上げ

20200514フジッコ決算

 フジッコは14日、2021年3月期の連結純利益が前期比13%増の35億円になりそうだと発表した。「おばんざい小鉢」など日持ちする包装総菜と、ヨーグルトが引き続き伸びて収益をけん引する見通し。人件費などが膨らまないように制御することで、増収を増益につなげる。年間配当金は40円(うち中間20円)を予定する。

 売上高は1%増の670億円、営業利益は5%増の47億円を見込む。新型コロナウイルスの感染防止を目的に外出を控える動きの影響で、足元では食品スーパー、総合スーパーを通じた包装総菜の販売が好調という。買い物の回数を抑えるよう要請する自治体もあり、引き続き「巣ごもり消費」が日持ちする包装総菜やヨーグルト類の支えになるとみている。

 同時に、年38円を予定していた20年3月期の年間配当に、創業60周年の記念配2円を積み増すと発表。20年3月期末の配当金は21円とし、年40円配に引き上げた。今期は同額の普通配当を実施し、年40円の配当計画とした。

 20年3月期の連結決算は、純利益が前期比26%減の31億円だった。総菜やヨーグルトが伸びて増収だったが、物流費と人件費の上昇が利益を圧迫した。純利益には7億8000万円の減損損失も響いた。売上高は3%増の661多く円、営業利益は14%減の44億円だった。

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