上組が4日ぶり反発 今期減益の見通しも出尽くし感、予想の開示で安心感とも

20191231神戸株ワッペン

 15日の東京株式市場では、港湾運送大手の上組(9364)が4日ぶりに反発した。終値は前日比77円(4.12%)高の1945円だった、一時は2040円と3月5日以来1カ月半ぶりの高値を付けた。前日大引け後に、2021年3月期の連結純利益が前期比5%減の174億円になる見通しを発表。今期の収益悪化を警戒して3日続落していただけに、ひとまず悪材料出尽くし感から買い直されたようだ。

 今期は減益予想ながら、予想を開示したこと自体が買い安心感につながったとの声も一部で聞かれた。新型コロナウイルスによる影響が合理的に算定できないと、今期予想の開示を見送る会社が増えている。だが、一定の前提を置きながらでも投資家に目安を示すことで「PER(株価収益率)などの投資尺度が使えるようになり、銘柄選別の際の選択肢に入ってくる」と指摘する市場関係者もあった。

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