GセブンHD、今期純利益14%増に 「miniピアゴ」取得などで大幅増収へ
- 2020/05/11
- 20:06
業務用食品スーパーやカー用品店などのフランチャイズ加盟店を展開するG-7ホールディングスは11日、2021年3月期の連結純利益が前期比14%増の40億円になり、過去最高を更新する見通しだと発表した。首都圏で小型スーパー「miniピアゴ」73店舗を展開する99イチバ(横浜市神奈川区)の連結が期初に始まるうえ、業務スーパーなどの新規出店も寄与。大幅増収になり、利益を押し上げる見通し。年間配当金は50円(うち中間25円)を計画する。
売上高は28%増の1700億円、営業利益は16%増の67億円を見込む。今期の出店計画は「業務スーパー」の新規出店が11店舗を予定。既存の業務スーパー内を中心に精肉販売の「テラバヤシ」、農産物直売所「めぐみの郷」を出店し、合計64店の新規出店を予定する。食肉卸のアンデス食品が連結対象に加わるのも寄与する。16年4月に掲げた5カ年計画の目標「売上高1700億円、経常利益70億円」に到達するめどが付いた形だ。
同時に発表した20年3月期の連結決算は、純利益が前の期比16%減の35億円になった。業務スーパー内にテラバヤシ、めぐみの郷の出店を増やし、相乗効果が出た。タピオカブームに加え、テレビ番組で業務スーパーが紹介されたことなども、来店客の増加につながった。期末にかけては新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「巣ごもり消費」も業務スーパーの収益を支えたという。売上高は8%増の1326億円、営業利益は57億円だった。
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