関西初の雨傘シェアリング、阪神沿線〜神戸市内で実証実験 4月から

20200217アマカサ会見

 阪急阪神ホールディングス傘下の阪神電気鉄道、神戸市、傘シェアリングのネイチャーイノベーショングループ(東京都渋谷区)は17日、阪神の駅構内や神戸市内に80カ所の専用傘立てを設置し、約2000本の傘を共有するサービス「アイカサ」を活用した実証実験を4月から順次開始すると発表した。神戸市の久元喜造市長(写真中)、ネイチャー社の丸川照司代表(同右)、阪神の柴田達人・経営企画室部長(同左)が同日、神戸市役所に記者会見した。

 丸川氏は「もし傘のシェアリングサービスがインフラになれば、ビニール傘の無駄な消費が変わるのではないか」と考えて2018年6月に起業。すでに18年12月から東京都内と福岡市で約800カ所の傘立てを設置してサービスを開始した。現在は約1万本の傘を、約8万人で共有している。使用料は1回70円で、借りっ放しでも月内の上限420円。神戸では専用のスマートフォンのアプリで登録した人が、傘立てから傘を取り出せる新たな仕様にする。

 久元氏は「神戸市は自転車シェアリングのコベリンや、デジタルサイネージ(電子看板)を使ったスマホ充電サービスのチャージスポットなど、シェアリングエコノミーを推進している」と強調。そのうえで「雨の日に人通りが少なくなるのを、飲食店の雨の日クーポンなどと結びつけられないかという実証実験を早速やっていきたい」と話していた。アプリのデータ利用などについてネイチャー社と神戸市は協定を結んだ。アプリを通じて三宮再開発に関する神戸市や、阪神などの取り組みを利用者に共有することも考えるという。

 専用傘立ての設置場所80カ所のうち、49カ所(39駅)は阪神の駅を予定する。「安全上の観点からどうしても設置が難しい駅以外では、すべての駅で設置する」(柴田氏)という。忘れ物として年1万本以上届く傘の廃棄も減らせるとも見込む。傘のデザインには「神戸タータン」を採用。傘は骨が折れても1本ずつ交換できる新しいタイプの傘を投入する。傘を紛失した場合は864円(税込)がかかる。

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