井戸兵庫知事、県内景気「主要企業の赤字もあり影響懸念」 新型肺炎の終息期待

20200217井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は17日に開いた定例記者会見で、県内の景気について触れ「(肺炎を引き起こす)新型コロナウイルス の前に、県内の主要企業の赤字も多く報じられており、税収などへの影響は大きいと懸念している」と述べ、不透明感が強まる経済情勢への警戒感を示した。内閣府が同日朝に発表した2019年10〜12月期の国内総生産(GDP)が5四半期ぶりのマイナス成長だったことには「消費税率が25%も上がったわけだから、ある程度は織り込み済みだったのだろう」との見解を示した。

 井戸氏は、中国から部品供給などを受ける国内製造業への「サプライチェーン(供給網)の問題に加え、中国との関係が深い県内企業も多い」と指摘。新型肺炎の影響で中国経済が停滞するなか「生産活動がどうしても制約を受けるため、企業活動にどの程度の影響があるか予断を許さない」との見方を示した。新型肺炎が「早く終息してもらって、中国の経済活動が軌道に回復してもらうことを期待するのが現状だと思う」と述べた。そのうえで「税収については、かなり厳しいことに間違いはない」と語った。

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