井戸兵庫知事、新型肺炎の観光への影響「風評被害が出ないようじっと我慢か」

20200210井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事は10日に開催した定例記者会見で、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの観光面への影響について、「出ていると思うが、観光地の方から影響が出ているというと風評被害にもつながりかねず、風評被害を促進しないように、じっと我慢をされているのではないか」との見解を述べた。そのうえで「今週中にも国が総合対策を打ち出すとも言われているので、見極めたうえで対応していきたい」と述べ、国の対策に加えて必要であれば県も実施する方針を語った。

 感染者が乗船したクルーズ船の入港について「状況によって判断せざるを得ない」と述べ、一方的に入港を拒否しない方針を述べた。「(感染拡大への)対応が十分できているということであれば、その事実に応じて対応する」という。半面、「どうも不安だとすると入港拒否もありうる」と強調。「柔軟さを持ちながら、水際(対策)はしっかり取り扱っていく」との方針を述べた。兵庫県は姫路港の港湾管理者で、同港には今後クルーズ船の入港が予定されている。
 
 井戸氏は同時に、同日開催した新型コロナウイルスの警戒本部の会議で、これまでの同県の取り組みを確認したことを説明。1月29日〜2月9日に、兵庫県の疾病対策課や健康福祉事務所への電話相談が1116件だったことを明らかにした。「手洗いにうがい、人の多いところに行くときはマスク」と改めて感染対策を呼びかけた。

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