神戸市、国産1号2号上屋で対話型市場調査 再開発まで15年程度想定
- 2020/02/12
- 00:57
神戸市は、中突堤地区の国産1号2号上家(写真、3棟並んだ左の2棟)の「1階部分」について、どのように利用するか民間企業からアイデアを募集する「サウンディング(対話)型市場調査」を実施すると発表した。2018年3月まではギャラリーや工芸作家向けの販売スペースなどに使われたが、18年4月以降は遊休化していた。周辺は2011年に作成した「港都神戸グランドデザイン」で再開発を決めた。再開発が始まるまで15年程度を想定し、改めて暫定利用の方法を探る。
かつての国産波止場は埋め立てられたが、同波止場で積み降ろしする貨物を一時的に保管する「国産上屋」は1〜3号の3棟が残っている。いずれも1階に倉庫、2階に事務所、3〜5階に住宅の複合ビル。1階を神戸市が所有し、2〜5階は別の区分所有者がいる。このうち国産3号上屋の1階は運送会社が駐車場などに活用しているが、1号2号は現在、使われていない。
一方で、同地区は将来の再開発を決めたが、ハーバーランドとメリケンパークのちょうど中間地点ということもあり、現在も計画は白紙のままだ。このため新港突堤などの再開発計画が一巡するとみられる今後15年間程度を想定して、現在の建物を暫定的に活用する計画だ。
建築年は1968年。建築面積は2982.51平方メートル、うち神戸市所有が2643.232平方メートル。鉄筋コンクリート造の5階建てだ。
調査結果は5月中旬にも公表する計画だ。まずは2月26日に今回の市場調査に関する説明会を開催。説明会への参加申し込み期限が21日午後5時としている。
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