神栄が急伸、値上がり率4位 空気清浄機に部品供給で「新型肺炎関連」の思惑

20191231神戸株ワッペン

 22日の東京株式市場では神栄(3004)が急伸。終値は前日比92円(12.69%)高の817円と、東証1部の値上がり率ランキングで4位に浮上した。一時は874円まで買い進まれ、昨年2月26日以来およそ1年ぶりの高値を付けた。中国の湖北省武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎によって空気清浄機への関心が高まれば、部品としてホコリセンサーを供給している神栄も恩恵を受けるとの思惑から買いを集めたもよう。

 今回の新型肺炎による死者数や患者数は、中国当局の発表ごとに増加。さらに中国では旧正月「春節」の大型連休で人の移動が増え、感染が拡大するとの見方も浮上した。こうした中で新型肺炎の関連銘柄として先駆した重松製(7980)や興研(7980)といったマスク株が上値を追う展開になり、周辺の銘柄にも物色の矛先が向かったもよう。この日の東証1部の売買代金は1兆8868億円(概算)と膨らまない中で、中小型株に個人の関心が向かいやすかった面もあるようだ。

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