和田興産の3〜11月期、税引き益45%増 物件の引き渡しが順調

20200107和田興産

 和田興産が7日に発表した2019年3〜11月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比45%増の17億円だった。6〜8月期に引き渡しがあった192戸の大型物件「ワコーレ・ザ・神戸トアロード」(神戸市中央区)など、物件の引き渡しが順調に進んだことが寄与した。もっとも引き渡し戸数でみると3〜11月期446戸と、前年同期を20.1%下回った。

 売上高は16%増の322億円、営業利益は32%増の30億円だった。将来の収益につながる、契約済み未引き渡し残高は11月末時点で737戸、318億円になった。このうち分譲マンションが697戸、301億円。物件価格は上昇しているが、住宅ローン金利が低水準で推移しているほか、都心居住の意向も根強く、分譲マンション市場は比較的堅調に推移しているという。

 2020年2月期の業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比微増の18億円を見込む。19年11月までに通期予想の94%を進捗した。だが和田興産によると19年12月〜20年2月に予定する引き渡しは少なく、19年3〜11月期の利益は想定の範囲内だったとしている。

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