アシックス株が大幅安 直近安値割れ下げ加速、箱根駅伝でシェア低下
- 2020/01/07
- 17:32

7日の東京株式市場ではアシックス(7936)が大幅安。終値は前日比115円(6.58%)安の1632円と、東証1部の値下がり率ランキング2位ときつい下げになった。一時は1600円まで下落し、昨年11月8日以来およそ2カ月ぶりの安値を付けた。前日終値では上回っていた、昨年12月11日に付けた直近安値の1724円を割り込むと下げが加速した。値動きの悪さを嫌気した個人などの見切り売りが増えたもようだ。
前日も軟調で、株価は2日間に約10%下落した。スポーツ用品販売のアルペン(3028)グループが運営する「アルペングループマガジン」が3日付で、2〜3日に開催した箱根駅伝に出場した選手の177人(84.7%)が米大手であるナイキのシューズを着用していたとの集計結果を公表。昨年51人(22.2%)だったアシックスは7人(3.3%)にとどまり、シェアが低下したのを嫌気した売りが出たとの指摘もあった。
もっとも箱根駅伝では、昨年の24人(10.4%)から今年は9人(4.3%)と、やはりシェアを落としたミズノ(8022)が小反発。前日は相場全体の地合いも悪く下落したが、7日は下げ止まっていた。
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