スカイマークと関西大、学生が考案したサービスで社会実験 神戸空港で

 スカイマークは11日、関西大学の学生が考案した顧客満足度の向上をめざすサービスの社会実験を神戸空港で実施した。スカイマークと関西大が共同で展開している「プロジェクト学習」の一環で、スカイマークが直面する課題の解決策を学生らがグループに分かれて考案。この中から「搭乗前の待ち時間でのストレス軽減」「機内誌を読むきっかけ作り」に関する2つのサービスを実際に試した。ひとまず乗客の評判は、上々だったようだ。

20191211ティッシュ配布

 スカイマークは学生に「機内誌企画」「神戸空港の利用促進」「新規路線就航」「スカイマークの顧客満足調査に関する分析」の4つの課題を提示。3年生以上を対象にした学部横断の授業「プロジェクト学習(航空業界を知る)」を登録した学生らが、課題の対応策を練った。7月の授業ではスカイマークの役員らも含め、大勢の前でアイデアを披露するプレゼン大会を実施。このとき審査員として出席したスカイマークの市江正彦社長が「実際にやってみよう」と即断したのが今回のサービスだった。

 待ち時間のストレス軽減のために実施したのは「ティッシュの配布」。上空で耳が痛くなったときの「耳抜き」の方法を掲載した紙をはさんだ。ティッシュと同時に情報を提供することで、待ち時間に退屈せずに済む。顧客満足度が高まったかはアンケート調査で調べるが、配布してみると違和感なくティッシュを受け取った乗客が多かったようだ(1枚目の写真)。

 機内誌を読むきっかけ作りは「ポップ」作戦だ。小さな航空機をデザインした、しおり型のポップを機内誌に、はさみ込んだ。午後3時5分発の長崎便の乗客に配布したところ、学生に促されて機内誌を手に取った乗客のうち、9割近くの38人がポップ付きの機内誌を選んでいた(2枚目の写真)。他の便でも配布すると、多くはポップ付きの機内誌を手に取り、機内に向かう乗客が多かったという。

20191211機内誌配布

 学生は6人全員がスカイマークの制服を着用してティッシュを配布したり、機内誌をすすめたりした。将来の進路に航空業界を考えている学生もいて、楽しく社会実験に取り組めたという。スカイマークが学生のアイデアを社会実験として、実際に導入するのは初めて。実験は1日限りだが、スカイマークは実際の課題解決に向け、学生らのフレッシュなアイデアも参考にしたい考えだ。

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