神戸製鋼株が3日ぶり反落 前日に600円回復で戻り待ちの売り

20180823神戸株アイコン

 30日の東京株式市場では神戸製鋼所(5606)が3営業日ぶりに反落した。終値は前日比29円(4.77%)安の579円だった。鉄鋼株は総じて売られたが、日本製鉄(5401、1.40%下落)やJFE(5411、2.63%下落)に比べ、きつい下げになった。このところ戻りを試す展開で、前日は9月26日以来およそ1カ月ぶりに600円の節目を回復。目標達成感などもあり、戻り待ちの売りが膨らんだもようだ。

 11月6日大引け後に2019年4〜9月期決算を発表する。前回4〜6月期決算を発表した際には、通期予想を下方修正して翌日から急落した。下方修正はアルミ・銅事業で半導体や自動車向けが不振だったのが大きな要因の1つだったが、ここにきて株式市場では半導体関連を見直す動きになっている。決算発表と同時に、受注の下げ止まりを示す数値などが開示されるようだと、改めて戻りを試す展開になる可能性が高まる。

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