ほっとする神戸をチョコレートとともに グリコ「神戸ローストショコラ」特別版

20190920神戸ローストショコラ

 江崎グリコは、神戸ファクトリー(神戸市西区)で製造して全国で販売するチョコレート「神戸ローストショコラ」の大袋入りで、神戸の風景をイラストで描いた特別パッケージの商品を発売した。ほっと一息を入れる時間に合わせた、あたたかみのある神戸の美しい風景をパッケージにプリント。チョコレートとともに充実した「癒(い)やし」の時間を演出する。10月中旬ごろまでの期間限定。(上の写真は商品、下の絵は使用した原画=ともに江崎グリコ提供)

 イラストは全6種類。夕景の明石海峡大橋、中華街(南京町)、六甲山、ハーバーランド、旧居留地、北野異人館だ。手がけたのはポーランド出身のアニメーターで、アニメ映画「君の名は。」などの背景美術を担当したマテウシュ・ウルバノヴィチ氏。同氏は神戸芸術工科大学で学んだ経験があり、やはり神戸に縁がある。使った画材は、万年筆ブームの火付け役になった老舗文具店のナガサワ文具センター(神戸市中央区)が開発した「Kobe INK物語」と、とことん神戸にこだわった。

20190920原画

 「神戸ローストショコラ」は神戸港で輸入したカカオ豆を使用し、江崎グリコが神戸ファクトリー内で焙煎、練り上げ、成形と一貫して生産している。袋入りのチョコレートはロングセラーが強い中で「神戸ローストショコラ」は、2013年発売の後発組ながら上位に食い込むなど健闘。価格の手軽さに加え、日本での洋菓子文化の発信地である「神戸」ブランドも寄与した可能性が高く、今回の特別パッケージで改めて神戸を強調した形だ。

 江崎グリコは、神戸市と民間企業による包括連携協定の第1号企業でもある。2013年に協定を結び、神戸市が「KOBEスペシャルPRパートナー」に最初に認定したのが同製品だった。パッケージには神戸観光局の情報サイト「Feel KOBE」の案内も入れるなど神戸への観光誘致もになう。内側にもイラストを印刷しており、点線に沿って切り取って裏返せば、イラスト柄のバスケットとしても利用できる。全国どこでも神戸の風景を楽しめる仕様だ。

 風味は「濃厚ミルクチョコレート」「ゴーフルチョコレート」「大人のビターチョコレート」の3種類。内容量は濃厚ミルクとゴーフルが185グラム、大人のビターが178グラムだ。スーパーやドラッグストアを中心に幅広いチャネルで販売する。価格はオープンだが、店頭での実勢価格は250〜300円程度になるとみられる。

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