神栄の4〜6月期、最終赤字1700万円 繊維など収支改善で赤字幅縮小

20190731神栄決算

 神栄が31日に発表した2019年4〜6月期決算は、最終損益が1700万円の赤字(前年同期は3400万円)だった。前年同期に赤字を計上した繊維関連で収支が改善して赤字幅が縮小したほか、電子関連のうち前期に製品化した新型衝撃試験機の伸びなどで営業黒字を確保した。投資有価証券の売却益を特別利益に計上したのも寄与。ただ、フイルムコンデンサーの取引をめぐる米国での訴訟に対応するため弁護士報酬などを特別損失に計上したことで、最終的な損益は赤字になった。

 売上高は微減の103億円、営業利益は3.1倍の5600万円になった。「繊維関連」でみると不採算店の撤退で減収ながら採算が改善して営業損益が6800万円の赤字(前年同期は1億400万円の赤字)に縮小。建築資材の輸入ガラスや防災関連の伸びで「物資関連」の利益も増加。「電子関連」は米中貿易摩擦などが影響したスマートフォン関連や、ホコリセンサーが伸び悩んだが新型衝撃試験機の寄与で増益だった。

 20年3月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は1億5000万円の黒字(前期は3億9600万円の赤字)を見込む。
 
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