キャッシュレス決済の実証実験、12日に須磨水族園で開始 神戸市内で順次導入

 神戸市は、今夏から実施するキャッシュレス決済の実証実験について、まず12日から神戸市立須磨海浜水族園で開始すると発表した。須磨水族園では「楽天ペイ」を導入して、業務の効率化などに寄与するか検証する。このほか神戸市立王子動物園、水道筋商店街(神戸市灘区)、三宮本通商店街(神戸市中央区)、新長田地区の商店街(神戸市長田区)で順次、実証実験を開始する予定としている。10月半ばまで実施。利用者の反応などから、その後の本格導入についても検討する。

 神戸市の施設である須磨水族園と王子動物園では、楽天傘下で楽天ペイを運営する楽天ペイメントが実施。その他の民間施設では、楽天ペイメントに加え、ソフトバンクとヤフーが共同出資したPayPay(ペイペイ)、メルカリの子会社であるメルペイ、LINEの子会社LINE Payの合計4社が実証実験を実施することが決まっていた。店舗などの業務効率化に寄与するかを見極めると同時に、特に商店街などでは観光客の利便性を高めるねらいもあるという。

 神戸市と楽天は昨年12月1日に包括連携協定を結んでいた。楽天傘下のサッカーJ1ヴィッセル神戸は今季から、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で開催するホームゲームで、飲食・物販などにも現金を使えない「完全キャッシュレス」を導入している。

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