井戸兵庫知事、ブレーキ踏み間違い防止装置に助成金を検討 定例記者会見

20190624井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は24日の定例記者会見で、高齢者ドライバーの安全対策として、アクセルを踏んでも急にスピードが出ない装置の取り付けに助成金を検討する意向を示した。井戸氏は「悲惨な事故になっているのはブレーキと間違えてアクセルを踏み込み、ブレーキだと思い込んでいるのでさらに踏み込んで猛スピードで衝突する事例が多い」と指摘。運転手に注意を呼びかけるだけでなく、自動車を急発進させないための「物理的な対応が必要になる」との見方を述べた。

 井戸氏は助成金の制度化について「(装置を)後付けする購入者に対して助成するという考え方」と説明した。装置が自動車を購入する際の「標準装備になれば、それに越したことはないが、不要な人もいるだろう」という。ただ新車購入時にオプションとして装置を取り付けた場合も助成金の対象になるかなど、詳細の制度設計も含めて「研究をしておかないと」と語った。時期について問われると「できるだけ早く」と述べるにとどめた。

 ブレーキとアクセルの踏み間違えを防止する装置については、東京都の小池百合子知事が11日の都議会で、取り付け費用の9割程度を補助する方針を表明していた。

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