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ノザワ、一部製品で耐火構造認定が不適合 曲げ強度不足、63物件で使用

 建築材大手のノザワは8日、同社が製造販売した押出成形セメント板「アスロック」の一部で、建築基準法による耐火構造認定に不適合の製品があったと発表した。アスロックは外壁などに使い、耐火構造認定を取得した同社の主力製品。このうち「曲げ強度」が認定基準に達していない製品があった。対象製品は63件の物件で使用されたという。

 2018年8月1日〜9月8日に同社埼玉工場(埼玉県比企郡吉見町)の製造ライン2号機で作った、幅890ミリメートルのデザインパネル、タイルパネル(塗装品を含む)が対象。この期間、材料を混ぜ合わせる「ニーダー設備」に不具合があった。ニーダー設備の不具合に合わせて、脱気装置の設定を変更しなくてはならなかったが、そのままの設定で使用したのが曲げ強度不足につながった。

 9月8日にニーダー設備の修理が完了したことで、製品の不適合も解消された。ただ再発防止策として、ノザワは今後、製品の検査を強化する。日本工業規格(JIS)に基づく検査は製品を破壊して強度を確認する検査のため、同じ装置で製造し、生産量が最も多い幅590ミリメートルの製品で実施していた。今後は幅890ミリメートルの製品や、他の製品でも検査を実施する。

 業績への影響は「精査中」としている。ひとまず耐火性能には影響しないというが、認定基準に不適合だった製品を適合製品として出荷していたため、賠償などにつながる可能性も残る。このため現時点で業績への影響は見通しにくいようだ。

 ノザワは昨年12月4日に同社基準を満たさない製品を出荷したとホームページ上におわびを掲載。その後、建築基準法による耐火構造認定で不適合だったと認識したことで、改めて適時開示として製品の不具合を発表した。

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