川重、「川崎レックスペラ」の生産1000台に タグボートなど船舶用推進機
- 2018/12/13
- 17:42
川崎重工業は13日、水平方向に360度回転することができる旋回式の船舶用推進機(スラスター)である「川崎レックスペラ」(写真=川重提供)の生産台数が1000台に到達したと発表した。舵とスクリューが一体化した推進機で、水平方向に回転して向きを変えれば360度どこでも任意の方向に船を進めるのが特徴だ。強い力と小回りが求められるタグボートなどで、多く採用されている。
川重レックスペラは1983年に開発に着手し、83年に神戸工場(神戸市中央区)で生産を開始した。2013年から播磨工場(加古郡播磨町)内に専用工場を開設し、生産能力を強化。現在、標準シリーズ、水中交換式、昇降式を合わせて20形式の品ぞろえだ。タグボートのほか、海上油田などに資材や燃料を供給するサプライ船、特殊作業船、自己昇降式作業台船などが採用している。
18年には推進性能の向上による省エネ化、環境性能の改善や、船内からメンテナンスしやすくするなど最新モデルを発売。製造開始から35年が経過した現在も改良が続いている。1000台目の川崎レックスペラは、標準シリーズでプロペラの駆動動力は1471キロワット。プロペラの直径は2.2メートルある。造船会社向けに10日納入し、国内で使われるタグボートに取り付けられた。
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