山陽電株が年初来安値 「カードキャプターさくら」効果に株価は慎重

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 21日の東京株式市場では山陽電気鉄道(9052)が続落した。終値は前日比22円安の2575円だった。一時は前日比2551円まで下落。3月26日に付けた2573円を下回り、およそ5カ月ぶりに年初来安値を更新した。トルコリラの急落など海外情勢への警戒感を受けて、相対的に値動きが荒くなりやすい中小型株から資金が流出する動きに押されたようだ。

 15日から山陽電が展開する、人気アニメ「カードキャプターさくらクリアカード編」と共同企画したキャンペーンでは、スタンプラリーなどに同社想定を上回る乗客を集めているが、株価の反応は慎重だ。このところの相場全体の軟調地合いもあり、4〜9月期決算などで「実際に収益が押し上げられたのを確認してから買いを入れても遅くない」といった見方が多いという。

 同社は3日、4〜6月期の決算発表と同時に、2019年3月期の業績予想を小幅ながら上方修正した。「さくら」効果もあって業績の下振れ懸念は小さいとの見方から、今後の底堅い値動きを予想する声も聞かれた。

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