日和産の4〜9月期、純利益67%減 とうもろこし・大豆粕が高値

20221113日和産

【神戸経済ニュース】飼料を製造販売する日和産業(2055)が11日に発表した2022年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比67%減の1億600万円だった。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻以来、米国での天候不順もあって主原料のとうもろこし、副原料の大豆粕(かす)ともに高値で推移。さらに円安進行が逆風になった。

 売上高は19%増の256億円、営業利益は79%減の9100万円だった。減量高・円安による仕入コストの上昇を受けて、4月と7月に値上げしたことで増収。ただ、仕入れ価格の上昇に価格転嫁が追い付かず、利益を圧迫した。畜産事業は飼料価格の上昇を受けて減益になった。

 23年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比72%増の2億円を見込む。配当計画も前期据え置きの6円(中間なし)を維持した。

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