6月の兵庫県一致指数、2カ月ぶり上昇 基調判断「改善」に上方修正

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【神戸経済ニュース】兵庫県が31日に発表した6月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.8ポイント上昇の86.2だった。2カ月ぶりに上昇した。原材料高やエネルギー価格の上昇による影響を受けながらも、円安などを背景に企業の生産活動は伸び、雇用も改善した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を「改善を示している」として、5月まで7カ月続いた「横ばい局面(下方への局面変化)」から上方修正した。

 一致指数の上昇は、有効求人倍率の改善や鉱工業生産指数の上昇、企業収益率の向上などが寄与した。百貨店・スーパー販売額、大口電力消費料、輸出通関実績の減少などを補った。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比3.1ポイント上昇の107.9と、2カ月ぶりに上昇した。鉱工業製品在庫率指数の低下や、生産材生産指数の上昇、新規求人数の増加などが寄与した。


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