斎藤兵庫知事、コロナ「飲食店へ要請など想定せず」 第7波「強い危機感」

20220708斎藤兵庫知事

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は7日の定例記者会見で、足元で新型コロナウイルスの感染者数が増加しているのを受けて、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を来週後半にも開催する方針を示した。夏休みを前に改めて感染対策への関心を高めるのが会議の目的。現時点では、営業時間の短縮といった「飲食店への要請などは、いまのところは想定していない」と述べた。「感染対策と社会経済活動をどういうふうに図っていくかを議論して、県民のみなさんにメッセージとして出していきたい」という。

 兵庫県では7日の新規感染者が2007人と、4月16日以来およそ3カ月ぶりに2000人を超えた。新規感染者数の7日移動平均は、6月23日から15日連続で上昇。すでに感染拡大の第7波に入ったのか、との記者の質問には「断定はできないが、かなり強い危機感を持っている」と話した。

 この日の記者会見では感染者数の増加をふまえ、改めて3回目のワクチン接種、必要な場面でのマスク着用を住民に対して求めた。一方で暑さ対策や水分補給など、同時に熱中症にならないよう配慮することも呼びかけた。

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