クルーズ船の厳重な感染対策をPR 神戸市が神戸海洋博物館で特別展示など

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 神戸市は大型客船(クルーズ船)の「安全対策」をPRするキャンペーンを18〜26日に開催する。神戸海洋博物館で特別展示「クルーズ船『神戸』へ」を開催(21日は休館)し、大型客船の優雅な姿と、新型コロナウイルスの感染拡大を機に始めた厳重な感染対策を紹介。さらに博物館から周辺の大型客船の関連施設2カ所を巡るスタンプラリーを実施し、神戸港を活用したクルーズ船の旅への関心を高める。(写真は中突堤に着岸する大型客船「飛鳥Ⅱ」=資料)

 国内を運航するクルーズ船は「飛鳥Ⅱ」「ぱしふぃっくびいなす」「にっぽん丸」が3隻そろって昨秋に運航を再開し、11月で1年が経過。この間、厳重な感染対策によって1度も新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)を発生させずに運航した。現在は緊急事態宣言が発令中とあって運航を休止しているが、再開された際に多くの人が神戸港から大型客船を利用するよう促す。神戸港の旅客利用を振興する一環だ。

 3隻のクルーズ船は現在、定員を大幅に減らして運航。そのうえで乗船する際には1週間前と乗船直前の2回、PCR検査を受ける必要がある。乗船してからもマスクを外すレストランでは、同室の乗船客でなければ同じテーブルに着けないルールを設定。さらに船内の決済用カードで行動を追跡し、もし感染者が見つかった場合でも、近くにいた人を特定できるなど、さまざまな感染対策を実施している。

 昨年2月に新型コロナの集団感染がクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で発生して以来、密集に警戒してクルーズ船を避ける動きもある。ただ厳重な感染対策と、これまで安全に運航してきた実績を訴えることでワクチン普及後の新たな集客をめざす。このほか神戸海洋博物館に足を運ばなくても参加できる写真コンテストなども実施。関連行事については新たに開設した「特設サイト」に随時掲載する。

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