(動画)コロナ後で初の客船クルーズ「にっぽん丸」神戸出航 消防艇カラー放水



 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国内で休止していた豪華客船でのクルーズが再開した。商船三井客船の「にっぽん丸」が2日正午に神戸港のポートターミナル(神戸市中央区)を出航し、国内でのクルーズの再会では最も早い船出になった。あいにくの雨模様だったが、クルーズの再開を記念して、神戸市消防局の消防艇「たちばな」がカラー放水で見送った(動画)。

 神戸港でも2月17日に豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」が乗客を下船させて以来、営業運航している豪華客船の寄港が途絶えていた。営業中の豪華客船が出港するのは今回の「にっぽん丸」で約9カ月ぶりになる。今回のクルーズは神戸港を出発して3日に千葉県の館山港に寄港。4日には神戸港に戻るコースだ。

 乗船にはPCR検査で陰性である必要があるうえ、乗船前の検温や手指消毒も徹底。乗船中も毎日の検温やマスクの常時着用を求めている。乗船定員も半分に減らして密を回避。イベント会場や食事場所でも人数を制限するなど、感染対策を徹底する。

 豪華客船では米プリンセス・クルーズが運航するダイヤモンド・プリンセスで、4月にかけて乗客乗員3713人のうち712人の感染者が確認された。多くの物を共有したり、接近したりする機会が多い船内では、対応を誤ると感染が広がりやすいと、豪華客船は3月から運航休止になった経緯がある。

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