六甲砂防事務所、「ゲリラ豪雨」通知メールを本運用 六甲山周辺・今月から

20210607降雨状況システム

 国土交通省の六甲砂防事務所(神戸市東灘区)は6月から、六甲山周辺で急速に発生する雷雨「ゲリラ豪雨」を周辺住民などにメールで迅速に伝える「六甲山系降雨状況通知システム」の本運用に入ったと発表した。六甲砂防事務所は、降雨状況通知システムを2014年7月から試験運用してきたが、地図のスクロールに対応(図=同システムのサイトより)したことで本運用とした。従来は選択した地域ごとに降雨状況を地図上に表示していた。

 システムは国土交通省が運用する気象レーダー「XRAIN」の情報を活用。土砂災害などの危険をいち早く住民などに伝えるのが目的だ。六甲砂防事務所は六甲山の周辺住民に加え、六甲山でのハイキングを安全に楽しむための手段としても、利用をすすめている。メールで通知する場合の条件は、12種類の配信地域と、雨の強さ、積算雨量メールでの設定が可能だ。

 メールの配信を希望する場合は、「rokkoinfo(a)bousai-mail.com(アドレス中の(a)は@に読み替える)」に空メールを送付する。自動返信したメールに記載されたURLをたどり、画面に表示する手順を進める。携帯電話、スマートフォン、パソコンのいずれのメールでも利用できる。降雨状況を表示した地図は「https://rokkosabo.jwa.or.jp」に掲載した。

 「XRAIN」のデータを使った神戸市周辺の降雨情報は、神戸市建設局下水道部が運営する「レインマップこうべ」もある。

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