住友ゴム、初の工場含む全社一斉の入社式 山本社長「未来は不透明」結束訴え

20230403山本住友ゴム社長

【神戸経済ニュース】タイヤ大手の住友ゴム工業(5110)は3日、初めて全社一斉の入社式を開催した。従来は事務系職員など神戸地区に勤務する新入社員が神戸市中央区の本社に集まり、それ以外の工場などでは別々に入社式を開いてきた。今回は本社と国内6工場をテレビ会議システムで接続し、すべての新入社員が同時に、社長の訓示を受けられるようにした。同社の社員としての一体感を高めることなどがねらい。

 山本悟社長(写真=資料)はあいさつで、エネルギー・原材料価格の高騰のほか、自動車の電気自動車(EV)化などを念頭に、「私たちを環境は大きく変化しており、どのような未来が訪れるかは不透明」と指摘。現在の情勢に触れたのは、この一言だけだったが「だからこそ『ブレない共通の指針』として、(企業理念の)『Our Philosophy(アワ・フィロソフィー)』を大切にしてほしい」と述べ、新入社員に同社の社員としての結束を訴えた。

 入社人数は企画技術職(事務系、技術系)33人、実務職5人、技能系129人で合計167人。新型コロナウイルスの感染拡大が一服したことで、同社では4年ぶりに新人研修の一環として工場研修を再開する。新人研修は昨年までと同様に、在宅でのテレビ会議システムを使った研修と、出勤しての研修の混合方式だが、昨年に比べて出勤日を増やす予定としている。あいさつの内容は終了後に住友ゴムが発表した。

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