橋本川重社長「成長シナリオのステップ踏んでいる」 2期連続黒字・入社式で

20200213川重橋本氏

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)の橋本康彦社長(写真=資料)は3日、神戸市内で開いた入社式で「着実にわれわれ経営陣が想定した成長シナリオのステップを踏んでいる」と述べ、新入社員らに事業が順調に進んでいることを説明した。「(2輪子会社の)カワサキモータースは2年連続の過去最高益の更新、川崎車両の(鉄道)車両事業も2021年度に続き業績改善と、他の部門も含めて(23年3月期は)黒字化を達成する見込み」と話し、社内組織の見直しや、成長戦略を実行した成果として23年3月期まで2年連続で黒字見通してあることを強調した。

 そのうえで「若手にもチャンスが回ってくる会社に変えていくために人事制度も変え、成長を支える制度・環境も整えた」という。大好きな言葉として聖書に記される「求めよ、さらば与えられん」を挙げ、自らすすんで求めることの重要性を指摘。創業者である川崎正蔵が「そのわざ(技術)を通じて国家社会に奉仕する」との志を表したのを引き合いに、「自らの夢、社会に対して『信頼のこたえ』を提供する人材へ成長することを願っている」と、新入社員への期待を語った。

 入社式は神戸国際展示場1号館で実施した。23年度の大卒・高専卒の新入社員は、事務系51人、技術系227人の合計278人。このほか生産職の128人が事業所別に入社式を開催した。神戸国際展示場での入社式への出席者は昨年と同様に、事前に川重が提供している新型コロウイルスのPCR検査を受け、陰性を確認したうえで出席した。橋本社長の発言内容は、終了後に川重が発表した。

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