6月の兵庫県倒産件数、12件減の25件 負債総額39億円・帝国データ

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【神戸経済ニュース】帝国データバンク神戸支店(神戸市中央区)がまとめた兵庫県の6月の倒産件数(負債額1000万円以上の法的整理)は25件と、前年同月に比べて12件減少した。負債総額は39億8700万円で、同19億3400万円(94%)増えた。倒産件数は2021年10月以降9カ月連続で30件を割り込んでおり、落ち着いた状況が続いた。原材料価格の高騰や、新型コロナウイルス対策で実施した中国の都市封鎖(ロックダウン)の影響が企業収益に出るなか、販売の回復で資金繰りが続いており、倒産件数は低水準にとどまっているようだ。

 負債総額はやや膨らんだが、このうち20億円は業務用食品のウエシマコーヒーフーズ(旧所在地・神戸市兵庫区)を親会社が特別清算したことによる。負債総額を前月比でみると、4カ月ぶりの減少だった。倒産の態様別では清算型の破産が23件、特別清算が1件、再建型の民事再生法が1件だった。民事再生法は個人事業主による小規模個人再生だけだった。法人の民事再生は27カ月連続で発生がなく、会社更生法も発生なし。

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