4月の兵庫県倒産件数、10件増の28件 負債総額27億円・帝国データ

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【神戸経済ニュース】帝国データバンク神戸支店(神戸市中央区)がまとめた兵庫県の4月の倒産件数(負債額1000万円以上の法的整理)は28件と、前年同月に比べて10件増加した。負債総額は27億7700万円で、同16億5400万円(2.5倍)になった。前年比では増えたが、20年4月の51件(負債総額60億4900万円)よりも大幅に低い水準。新型コロナウイルス対策で実施している中小企業の支援策が、企業の資金繰りをつないでいる。

 負債総額が前年同月に比べて膨らんだのは、10億円以上50億円未満の倒産が8カ月ぶりに1件、発生したため。50億円以上の倒産は15カ月連続で発生しなかった。一方で負債総額5000万円未満の小口倒産が4分の3強を占めた。倒産の態様別では清算型の破産が25件、特別清算が1件、再建型の民事再生法が2件だった。民事再生法は個人事業主による小規模個人再生だけだった。法人の民事再生は25カ月連続で発生がなく、会社更生法も発生なし。

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