神戸港でジョギング+ゴミ拾い=「プロギング」 知事と神戸同友会の役員らで

20220510プロギング

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は10日午前、ジョギングしながら目についたゴミを拾うスウェーデン発祥のスポーツ「プロギング」を体験した。プロギングは神戸経済同友会がSDGs(国連の持続的な開発目標)をめざす一環として開催を兵庫県に呼びかけて実現。同友会の代表幹事である富田健司代表幹事(川崎重工業顧問)や服部博明代表幹事(みなと銀行会長)らとともに、神戸港の遊覧船乗り場からメリケンパークにかけて走りながらゴミ拾いした。(写真は拾ったゴミを手にゴールに入る斎藤知事や富田代表幹事、服部代表幹事ら)

 プロギングは、スウェーデン後で「拾い上げる」という意味の「PlockUpp(プロカップ)」と、英語のジョギングを組み合わせたスポーツ名。街の美化と体力作りが同時にできる一石二鳥のスポーツだ。公民連携で住民に「SDGs」に関する活動を呼びかけ、市街地の美化などにもつながることから実施を決めたという。斎藤知事に加え同友会の役員や、兵庫県・神戸市の職員ら合計28人が参加。2グループに分かれて約30分間走り、吸い殻や枯れ草など約3.6キログラムのゴミを集めた。

 今回のプロギングを開催した場所は、指定管理者である神戸港”U”パークマネジメント共同事業体が管理している区域でもあり、走り終わってあいさつした斎藤知事は「思ったよりもゴミが少ないのが、おそらくみなさんの感想だったのでは」と話した。「体を動かしながらゴミを拾い、美化できたのは素晴らしい」と述べたうえで、「神戸港の景色や景観、雰囲気も味わうことができ、(こうした体験が)観光の1つの要素にもなりうるのではないか」「須磨海岸や六甲山などロケーションを変えて開催することで、観光の情報発信にもなりそう」と話していた。

 神戸同友会の富田代表幹事は、走り終えた後に「地域コミュニティのコミュニケーションにも有効だろう。やり方次第でどんどん広がっていくのではないか」との感想を語った。服部代表幹事は「すでに清掃活動している会社もあるが、そうした活動の中で、走って健康を意識することも大事なのではないか」という。体を動かしたことで「いい気持ちで、すっきりした気分。昼からの仕事もがんばりたい」と話していた。

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