三星ベの4〜12月期、純利益5%減 ベルト好調も原材料高などで

20190207三星ベ決算グラフ

 三ツ星ベルトが7日に発表した2018年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比5%減の51億円になった。自動車用、一般産業用とも主力のベルトが好調で増収だったが、原材料高の影響に加え、人件費や労務費の増加が響いた。内部経費の削減などで販管費の伸びを抑えたが、補えなかった。

 売上高は4%増の551億円、営業利益は2%減の67億円だった。事業分野別の売上高は、国内ベルト事業が2%増の217億円、海外ベルト事業が3%増の254億円だった。建設資材事業が22%増の42億円、その他は微減の35億円だった。

 2019年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比4%減の60億円を見込む。18年12月までの進捗率は、すでに86%になった。ただ「米中貿易摩擦の影響など不確実な要素があり、見極めが必要とあって業績予想の修正を見送った」(IR担当者)という。期末配当を26円とする配当予定も維持した。

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