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シスメックスの4〜12月期、純利益5%減 増収も研究開発費の増額などで

20190206シスメックス決算グラフ

 シスメックスが6日発表した2018年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比5%減の289億円だった。前年同期に厚生年金基金の解散に伴う利益を計上した反動に加え、研究開発費を前期に比べて増額したことなどが減益要因。外国為替市場で円高・ドル安が進んだのも逆風になった。営業利益は5%減の425億円になった。

 売上高は3%増の2083億円。国内外で血液検査など検体検査に使う試薬や、検査機器のメンテナンスサービスなどが伸びた。検査機器の販売は減少。地域別の売上高は、国内が1%減の318億円、米州が5%増の487億円、欧州・中東・アフリカが4%増の552億円、中国が5%増の547億円、アジア太平洋が1%減の177億円だった。

 19年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は1%増の395億円を見込む。通期予想に対する4〜12月の進捗率は73%で、足元の進捗はほぼ想定通りという。ただ売上高の通期予想(前期比6%増の3000億円)に対する進捗率は69%にとどまる。シスメックスは「今期の売上高は引き続き公表した数値をめざすが、簡単に達成できない水準と認識している」(IR・広報部)と説明した。

 シスメックスが国立がん研究センターと共同開発し、国内初の製造販売承認を受けた「がんゲノム医療」向け検査システムは、今春にも保険適用が決まるとみられている。シスメックスは現時点で、がんゲノム医療の保険適用が決まれば、最適な治療薬を選ぶための遺伝情報の検査を年間2万件程度、同社子会社の「理研ジェネシス」が手がけると見込んでいる。

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