神戸製鋼、高砂製作所の鉄粉工場で増産投資 約18億円投入

20190207神戸製鋼鉄粉と自動車部品

 神戸製鋼所は7日、高砂製作所(高砂市)にある鉄粉工場で、増産に向けた設備投資を実施すると発表した。約18億円を投じ、21年初頭までに年11万トンと、従来の年9万6000トンから生産能力を約15%増強。世界の自動車生産が長期的にみて増加するとの予想を受けて、焼結部品の材料として鉄粉需要の増加が見込まれることに対応する。(写真は鉄粉と自動車向け焼結部品=神戸製鋼提供)

 自動車のエンジンやトランスミッションなどで使う精密な部品は、金属などの粉末を金型に入れて圧縮して固め、高温で焼結する「粉末冶(や)金」と呼ばれる手法で製造する。鋼材を削り出すよりも高い歩留まりで精密な部品が作れるという。材料の1つになるのが鉄粉だ。神戸製鋼は1968年に鉄粉事業を開始。鉄粉には粉末冶金以外の幅広い用途もあるが、同社の国内シェアは50%を超す。

 製造工程で仕上げの熱処理に使う「還元炉」と、強度向上のため混ぜる黒鉛粉が偏らずに混ざりやすい鉄粉にするための処理に使う「セグレスミキサー」をそれぞれ1基増設する。中長期的には今後もさらに自動車生産が伸びる見込みとあって、生産能力を拡大して同事業での収益拡大をねらう。

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