日銀神戸支店、兵庫景気「緩やかに回復」据え置き 貸出金利は低下が続く

20170111日銀神戸支店90周年ロゴ

 日銀神戸支店が5日に発表した9月の管内金融経済概況では、兵庫県景気の基調判断を「緩やかに回復している」に据え置いた。個人消費は「底堅く推移している」としており、設備投資は「高水準で推移」。輸出も前月同様、持ち直しているとの見方を示した。ただ住宅投資は前月の「持ち直している」から「横ばい圏内」に見直した。総じてみると景気全体の回復は続いているとした。

 金融面も引き続き緩和的に推移しているもよう。神戸支店の管内金融機関による貸出残高は前年比1.6%増加した。貸出約定平均金利は、7月に前月比で0.003%低い1.251%と3カ月連続で低下した。一方で預金残高は前年比2.5%の増加だった。

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