6月の兵庫県一致指数、2カ月連続で悪化 基調判断「悪化」は据え置き

 兵庫県が31日に発表した6月の景気動向指数(兵庫CI、2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.2ポイント低下の111.0と、2カ月連続で悪化した。一致指数の動きのみから判断する景気の基調判断は「悪化を示している」との見方を据え置いた。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比0.4ポイント上昇の101.7と、3カ月連続で改善した。着工新設住宅戸数や生産材生産指数などが寄与する一方、企業倒産件数の増加などが指数を抑えた。

 内閣府は24日に6月の全国の景気動向指数(CI、2010年=100)改定値を発表。景気の現状を示す一致指数は前月比1.3ポイント改善の117.1と、2カ月ぶりに改善した。内閣府は国内景気について「改善を示している」との基調判断を据え置いた。

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